【実践編13】損失を出す可能性が高い場面ではトレードをしない
前回までは、ドル円(USD/JPY)の日足チャートに表示させた14MAを使ったトレード手法に損切り設定を加え、その損切りラインを動かしていくことによって利益を大きく取る方法を説明してきました。
エントリーしてから14MAを反対方向に割ってくるまで待つより、損切りラインを切り上げて(切り下げて)いく方が、より大きな利益をとれるということがわかりましたね。
今日は、このトレードルールをさらにブラッシュアップします。
以前私がこのトレードルールの検証をおすすめしたときにしっかり検証された方は、このトレードルールで負けトレードが続く場面に気づかれたのではないでしょうか。
最終的にはトータルで大きな利益をあげられるとわかっていても、負け続ける可能性が高いとわかっている場面でわざわざトレードをする必要はありません。
そのような負けトレードを減らしていけば、トータルの利益額がずいぶん上がると思いませんか?
そこで、どんな相場のときに負けトレードが続くかを考えてみましょう。
以前お示ししたチャートで特徴的な場面がありました。
覚えていますか?
このチャートの赤丸で囲んだところを見てください。
マイナス決済しているトレードが多いですよね。
2回目のトレードで+70pipsという利益がとれましたが、他はすべて損切りです。
この場面で損切り設定をして損切りラインを切り上げ(切り下げ)ていくという手法をとった場合、こんなに損失は出しませんが、それでも多少の損失は出してしまいます。
それと比べて、この赤丸の後の相場でのトレードでは、大きく利益が膨らんでいきますね。
ということは、ざっくり言うと、赤丸で囲んだ部分のような相場のときには要注意で、その後の相場のように一直線に上昇していくようなときは自信をもってトレードすればいいということですね。
実は、この赤丸の部分のような相場のことを、『レンジ相場(ボックス相場)』と言い、その後の部分のような相場のことを『トレンド相場』と言います。
レンジ相場(ボックス相場)とトレンド相場についてはこちらで解説しています。
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レンジ相場(ボックス相場)とトレンド相場
つまり、今回紹介しているトレード手法は、トレンド相場でのみトレードをし、レンジ相場に入ったことがわかった段階でトレードをストップさせるというのがいいということになります。
それによって、トータルの利益額がさらに大きく膨らむわけです。
次回、トレードを避けた方がいい場面についてもう少し詳しく説明します。
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